研究概要 Research Outline
統計数理研究所 持橋研究室では, 計算言語学(自然言語処理)を中心に,
言語にとどまらず離散データの機械学習全般についての研究を行っています.
特に, 離散データと音楽, ロボティクスなどにみられる連続データを繋ぐ統計モデルに興味を持っています. ガウス過程も, そうした統計モデルの一つです.
また, 情動情報の解読や教育工学, 表情の解析など幅広く研究を行っています.
持橋は日本学術振興会 学術情報分析センターの分析研究員も務めており, 科学を横断する統計モデルにも関心を持っています.
Newsニュース一覧
- 2024/11/30
- 都立大M2の木山さん他との共同研究が, COLING 2025に採択されました. "Analyzing Continuous Semantic Shifts with Diachronic Word Similarity Matrices".
- 2024/11/15
- 国立民族学博物館の菊澤さんを代表者に, 持橋も分担者を務める科研費・国際先導研究 "「時空言語学」の創成:地理と歴史を融合した言語の変化と発展への新たなアプローチ" が2024年の人社系新規課題として採択されました.
- 2024/9/5
- 都立小石川中等教育学校において, 持橋が "「見えないデータ」を推定する"の講演をスーパーサイエンスハイスクールの授業として行いました.
- 2024/8/28
- 国立精神・神経医療研究センターの三村さんとの, サルの動画を動作に教師なしで分割する共同研究が Communications Biology 誌にAcceptされました. "Unsupervised decomposition of natural monkey behavior into a sequence of motion motifs".
- 2024/5/16
- お茶の水女子大学博士課程の谷口さんとの共同研究が, ACL 2024 Findingsに採択されました. "Learning Adverbs with Spectral Mixture Kernels".
- 2024/1/12
- 2024年3月11〜15日に行われる言語処理学会年次大会NLP2024では, 持橋研究室からは6本の論文を発表します. 「潜在的正規分布によるイベントの時間関係の推定」「語形の分布状況のベクトル化による言語地図の分類方法」「木構造自己注意機構による教師なし統語構造解析」「意味変化分析に向けた単語埋め込みの時系列パターン分析」「Hol-CCG構文解析と拡散モデルの統合による構文構造を陽に考慮した画像生成」「短歌固有の属性に対応する脳内情報表現」.
- 2023/11/17
- コーセー(現在博報堂)の小竹山さんとの共同研究「動画からの表情変化特徴の抽出と雰囲気・個性のモデリングのための表情の解析」が、2023年度の情報処理学会CS領域奨励賞を受賞しました。 [リンク]
- 2023/9/22
- 統計科学専攻 宮澤さんの論文が Transactions on Machine Learning Research (TMLR) に採択されました. "Estimating Differential Equations from Temporal Point Processes". Shuichi Miyazawa and Daichi Mochihashi. Transactions of Machine Learning Research, 2023. [リンク]
- 2023/8/4
- 持橋がStatPhys28の併設ワークショップ Complexity in Language Variation and Change (COMPILA 2023)にて, "Infinite SCAN: An Infinite Model of Diachronic Semantic Change"のタイトルで発表を行いました.
- 2023/7/29
- 統計科学専攻D3の竹原さんが, MPS研究会の発表「推薦の解釈を目的とした識別的なベイズ離散ガウス過程潜在空間モデル」で2023年度の情報処理学会 山下記念研究賞を受賞しました. [リンク]
- 2023/5/2
- ACL 2023で, 立命館大 谷口研との共同研究 "Holographic CCG Parsing" が本会議に, ハーバード大今井研 江島さんとの共同研究 "Scale-invariant Infinite Hierarchical Topic Model" がFindingsに, それぞれ採択されました.
- 2023/3/16
- 言語処理学会2023で, 江島さん(ハーバード大学)との共同研究, および山木さん(立命館大)との共同研究が優秀研究賞(579本中11本)に選ばれました.
- 2023/3/8
- 統計科学専攻の玉野さんの論文 "Dynamical Non-compensatory Multidimensional IRT Model Using Variational Approximation"が, Psychometrikaに掲載されました. [PDF]
- 2023/2/16
- 科学計量学の国際会議ISSI 2023に、持橋の論文が口頭発表で採択されました. "Researcher2Vec: Neural Linear Model of Scholar Recommendation for Funding Agency".
- 2023/1/13
- 2023年3月13〜17日に行われる言語処理学会年次大会NLP2023では, 持橋研究室からは7本の論文を発表します. 「スケール不変な木構造棒折り過程に基づく無限階層トピックモデル」「手がかり表現に基づく非論理的な言語推論の学習」「木構造自己注意機構による教師あり統語構造解析」「短歌を読む際の情動に関する脳活動の解析」「構文解析と画像生成の統合による機能語の言語理解」「食感の物性と言語表現の対応の推定」「人間の脳と人工知能における短歌の鑑賞に関する神経活動の比較」. 詳しくは, 発表論文をご覧下さい.
- 2023/1/12
- 香港大学のMichael Minyi Zhangさんをお呼びして, 第54回統計的機械学習セミナー "Latent variable modeling with random features" を開催しました. https://www.ism.ac.jp/events/2023/meeting0112.html